舞台レヴュースタァライトを見ました

さとうなな
4 min readSep 23, 2017

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感想は当日書かなければ絶対書ききることはないな。という事を5本以上あった書きかけの作品感想を削除しながら気付いたので書きます。見てない人にはよくわからない文章です。

よかった

めちゃくちゃ良かった。とにかくめちゃくちゃ良かったのでちょっとでも気になってるなら1月にやる再演にさっさと応募して欲しい。しないなら俺が応募する。色んな人に見て欲しいですねとかいうタテマエよりも俺がもう一度観たい気持ちが勝ってる。それぐらいよかった。

椎名へきるが良かった

椎名へきるがヤバいくらい良かった。椎名へきるが大ベテランの風格で月影千草を演じていた(月影千草ではない)。もうそれだけで面白い。主人公がかつてみた舞台、その主演女優だった先生。訳あって舞台を降りたが…というポジションに椎名へきるを置く采配がもう強い。勝てる。実際勝っていた。レヴュー(決闘)が始まってから狂言回しとしてかなり台詞量があり、キャラクター的にも隙を見せられない立ち位置だったが完璧にこなしていた。あの椎名へきるも今はこういう立ち位置なのか…という気持ちも正直あるがそういうメタい見方をキャラクターに上乗せして見られるのも含めて椎名へきるが良かった。

三森すずこが幼なじみだった

主人公の隣にいる女の子声優として盤石の地位を確立しつつある三森すずこが今回(も)完全に十代の女の子だった。完全に制服を着こなしていた。31歳とかいう年齢詐称はやめて欲しい。

めちゃくちゃ演出がキマっていた

既に公開されているアニメPVからぶっ飛んだ設定なのは分かっていたけれど、それが2.5D舞台演出と相まって最高の外連味を出していた。レヴューが始まってからはあまりにも楽しくて楽しくて、終始ニヤニヤしてた。半透明の衝立に文字やエフェクトの演出するのはへーなるほどねって感じだったが、そこに重ねて早着替えが来たのは超笑顔になった。最高。

他にも色々素敵な演出があったけれど、一番お気に入りのシーンは衝立エフェクトでひかり以外が全員隠れてひかりの決意、からの衝立解除で全員でキービジュアルみたいなポーズをバーン!!!!!最高!!!!!!!!!!!!!!最高にキマってた。ああいうカタルシスが大好き。

ギスギスしてた

普通に友達友達してるのかと思ったら思いのほかギスギスしてた。その上で舞台上での決闘が絡んできて、どこまで演技なのかどこまで本心なのか分からない大きな感情のぶつかり合いが最高に輝いてた。その結果として仲間同士の結束が生まれるのも素敵。最後の方にあった「生き様が演じる力に通じる」という台詞が良い。聞いてるかヤマカン?

密度がすごかった

もうちょっとさわりだけかと思ってたら9人全員の抱えているモノを描きつつ最後に完全な決着とまではいかないものの一応の締めまで辿り付いてきちんと一本の作品として完成していた。あれで1時間ちょっとしかないとか。

設定が強かった

主役9人がレヴュー…というか決闘を繰り広げるのが主な筋なのだけど、「演者の心が舞台装置を動かし状況を変化させる」という設定がもう強い。エモい。「先生の照明が勝手に!?」という台詞から可能性しか感じなかった。この設定のおかげでアニメになったらもっと映えるだろうなと思う。

とにかく良かった

歌って踊ってもクオリティが高かったし決闘衣装も良かった。あらゆる要素がきちんと噛み合って、綺麗にひとつの作品になっていた。良すぎて特に買うつもりのなかったCDを買って帰ることになった。何がどう違うのかわからなくてえっと、こっちの限定版…みたいに買ったらいちばん聞きたい曲が入ってる方じゃなかった。後で通販で買います。

いまはアニメも来年の再演も楽しみ。円盤化するならそれも買う。きちんと売れて、これから面白い作品として続いて欲しい。

キリン

なんなんだあのキリン

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